欧州金融市場に走る亀裂

世界的な債券安の中で広がるフランス・リスクプレミアム
作成日:令和8(2026)年10月13日 | 作成者:重松一毅

2026年秋、世界の債券市場では長期金利の上昇が進んでいる。インフレ懸念やエネルギー価格の上昇、各国の財政赤字と国債供給増加が重なり、米国や欧州、日本を含む幅広い市場で国債が売られている。

その中でも、欧州市場では一つの異変が目立つ。フランス国債の下落が、他の主要国を上回っているのだ。フランス10年国債(OAT)利回りは9月だけで約70bp上昇し、ドイツ国債との利回り差は10月初旬に一時140bp近くまで拡大した。これは2010年代前半以来の高水準である。

同時に、欧州銀行株にも売りが広がった。10月7日にはSTOXX

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